戦局が完全に見えたところで出てきたものだと、素人考え的に認識していましたが、
本書を読むと全く違うということがわかりました。
そもそも、無条件降伏という概念自体が、第二次大戦前には存在せず、
カサブランカ会談でルーズベルトが言い出したのが始まりのようです。
カサブランカ会談というのは、スターリングラードでのドイツ軍の降伏や、
ガダルカナルでの日本軍の撤退が行われる直前の時期に行われたものですから、
枢軸国側の勢力圏が最大のときに、無条件降伏が議論されたことになるのです。
なぜ、そういうことになったのかは本書を読んでもらうこととして、
この議論でいくと、あの戦争の終わり方は、時期はどうであれ、
ああいう終わり方しか出来なかったことになります。
カサブランカ会談以降の戦闘は、単に降伏する時期を遅らせるためだけに
行われていたことになるのです。
あの神風も原爆もです。
米国・ルーズベルト恐るべし!!